いろは椿
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2013/12/30 (Mon) マングローブ

今年印象の強かったことの一つに、沖縄で見たマングローブの木があります。八重山ではヒルギとして知られる植物ですが、語の由来は「漂流木」の音が変化したとか。

密林のようなマングローブの森。川で上りながら眺めると、根がぼこぼこ隆起していてどちらかというと気持ち悪い眺めなのですが、この形は、海につながる塩分濃度の高い川で生き延びるためなのだそうです。

生きやすい内陸ではなく、敢えて通常の植物には危険ともいえる潮水で生きることを選んだマングローブ。痩せた体育座りの膝のような無数の根は呼吸のための形状で、吸ってしまった塩分は木にとっては毒となるため、葉に蓄えて、黄変した葉を落とすのだそうです。

そんな耐性ぎりぎりの瀬戸際で生きているマングローブですが、この木が生えている川の岸辺は木の営みのお蔭で栄養が豊富になり、シオマネキ(蟹)や小さな魚が暮らしやすいのだとか。

また、枝のように見えるものが所々垂れ下がっているのですが、実はこれが種子で、ある程度の大きさに育ってから、水面にぽとっと落ちて、ぷかぷか漂流し、行き着いた泥土に刺さって根を生やすそうです。

マングローブの健気さと強かさに、自然はそのままで完全なんだなと感動したのでした。

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冷静と情熱の間で彷徨う日々です。解らなかったことが水滴同士のようにぴたっとつながる瞬間が好き。お仕事は横文字に浸かって、趣味で上方舞を続けています。

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