いろは椿
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2009/06/07 (Sun) 歴史の歴史

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さて「杉本博司 歴史の歴史」ですが、お昼頃に駆け足で見てきたので図録を買って帰りました。装丁がしっかりしていて、展示内容の解説、対談といった文章も読み応えがあり、面白いです。

地下2階から地下3階にいたるまで、常設展示フロアもすべて企画展になっていたのですが、まず始めに化石の陳列が。本当の化石なのか作品なのか一瞬分からなくなったものの本物で、約3000万年前から4億年程遡るものばかり。このエリアがとても印象的でした。例えば、棘のある三葉虫があって、SF映画に出て来る生物といっても通るような形と綺麗に伸びた棘。5億年以上前に既に生き物がこんな複雑怪奇な形をしているというだけで、時間の波に揺さぶられるような思いがしました。「観念の形011 負の定曲率曲面、回転面」という、すぐ横のスペースに展示されたアルミと鏡の作品が、端的に言えば「尖端が垂直方向に5mくらい伸びたオブジェ」なのですが、棘に似ていて何だかユーモラス。

「海景」シリーズが薄暗い部屋に海面の高さを揃えて展示されていたり、コレクションされた仏教美術や東西の古美術、さまざまな掛け軸類、隕石、等々枚挙しきれない程の内容でした。(隕石、というのも果てしなさを感じますよね...)放電場という広いインスタレーション空間まであり、ご本人が「アート・アナーキズム」と呼ぶ杉本ワールドの渦という感じでした。

そういえば、2003年にメゾンエルメスのギャラリーでの小さな展示も見ているんです。ちょうどお稽古の先生に入門させていただいた直後で、銀座で友人に会ってこの企画展のことや扇の要返しが難しいということ等を話した記憶が甦りました。その時と同じ作品もいくつか展示されていましたが、今回のように大規模になって多様とも思える展示内容に拡大しても、印象がぶれないものです。書かれた歴史はいわゆる歴史の勝者が残すため捏造されていることもあり、対して「もの」はそのままの形で歴史を語るという視点。なぜ人間ってこんなに考えて考えて、考えついた規範で自分をさらに拘束しているのか、そこから自由になるってどういうことなのか、問い直そうとする視点には、アート素人ながら惹かれていますkao03

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Author:椿
冷静と情熱の間で彷徨う日々です。解らなかったことが水滴同士のようにぴたっとつながる瞬間が好き。お仕事は横文字に浸かって、趣味で上方舞を続けています。

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