いろは椿
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2012/04/29 (Sun) 緑のお寺

普段いろいろ思いながらも行き着かないことが多く、興味と機会が揃うというのは嬉しいことです。
今日は、先輩ご夫婦に長岡京から善峯寺に連れていってもらいました。西国二十番札所であり、西山宮門跡とあって随分由緒のありそうな場所です。

山門から境内へ。
DSC_1072_edit0.jpg

「遊龍」という、全長30mを超す五葉松が有名だそうで、そこから「松の寺」とも呼ばれるそうです。
経堂と多宝塔の横に根ざしていましたが、この松は臥していて、全長というのは横にずっと伸びているのを支えられているのです。樹齢600年。いかにも洒落た命名だと思いながら眺めてきました。(長すぎて写せませんでした)

さて、内部は、七代目小川治兵衛作の回遊式境内になっています。境内だけで約三万坪というのですから広さは推して知るべしという所ですが、一山まるごとお寺、といった感がありました。桜と紅葉が特に美しく、JRの京都ポスターにも春・秋ともに使われる景色のようです。今日は既に枝垂れ桜も終盤でしたが、まだ残っている辺りやはり気温が低いのでしょう。名残りの花から盛りに思いを馳せました。

八重桜はまだ咲いていました。
DSC_1085_edit0.jpg


姫シャガ。平地では最近減ってしまったようなのですが、山地とあってこれ以外にも傾斜にはたくさん咲いていました。
DSC_1080_edit0.jpg

参拝順路は傾斜もかなり急ですが、合間に京都市内への眺望が開けるのが楽しい所です。歩き進むうちに、随分高くまで上ったことが分かります。
DSC_1084_edit0.jpg

更にぐるっと歩き回って、滝まで行ったら降りようということになりました。いざ辿り着いた青蓮の滝は水が滴り落ちるようなささやかなものでしたので、あら?という場面もありつつ、水音や水辺というのはそれだけで気分が爽やかになる効果も。

momiji_0429_convert_20120429215433.jpg

お寺の建造物も勿論立派なのですが、それにも増してとても印象的だったのは、紅葉がいたる所に植えられていて、この季節は青葉が辺りを萌黄色に染めるように輝いていたことでした。少し曇り空の下でも、鮮やかさはこの上なく。周りの山々の借景も、緑って濃いも薄いもこんなに多様なんだなと改めて感じさせてくれました。

阿弥陀堂から下る坂道では、見上げていると、青々とした紅葉がまるで星が折り重なって降ってくるかのような美しさでした。
momiji2_0429_convert_20120429215519.jpg
携帯カメラでは限界があるので、また一つ、眼の記憶にとどめて。
秋にはこれが全て緋色に染まる訳ですから、再訪して眺めてみたいものです。



などと、お寺なのに花萌えで写真ばかり撮ったりトカゲを見つけて喜ぶ私(爬虫類好きですみません...見ないんですよ、大阪ではあんまり)を快く連れて歩いてくれたお二人に感謝感謝です☆
山道を歩き回りながらのこのお二人のキュートなやり取りがとても素敵で、その楽しさとともに善峯寺の記憶が刻まれたひとときでした。

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2012/04/08 (Sun) 今年の桜

今日の大阪は綺麗に晴れたので、お昼前にお花見を兼ねた散歩に行ってきました。

DSC_1017.jpg
大川沿いは、全体では七分咲き。木によっては満開のものもありますが、まだ花のくす玉のように咲き揃った部分は半分位かなという印象でした。

DSC_1019_2.jpg
鳩もお花見。

DSC_1022_edit0.jpg
ところどころまだ薄紅色の蕾が残るのも良いものです。

DSC_1025.jpg
紅白の幕があるとちょっとお芝居を思い出すような。

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2012/04/08 (Sun) 日曜美術館を観て

テレビを観ての感想なんて、ツイッターで呟けば済む話なのですが、
時々、流れていってしまう呟きでもなく、スタンスが未だによく分からないFacebookでもなく、結局はブログに書きたい時というのがあるものです。
(何にしてもデジタル時代に毒されているんじゃないの?といえばそれまでですが。)

さて、今日の日曜美術館はクリムトでした。
横尾忠則さんがゲスト解説の回で随分前から楽しみにしていたのですが、取り上げる画家が画家だけに、NHKとは思えないぎりぎりの説明が展開されてちょっと観ながらはらはらする程でした(笑)

普段、一番悩ましいのは詰まるところ人間だなと思いながら過ごしているのですが、また、不可解すぎて面白いのも人間で、どこを切っても、さながら金太郎飴のようにその人の一部が出てきてしまうものです。
ある人の個性を語ると、他人が語るその言葉にさえも個性の片鱗が色づいてしまうようにも思われました。

クリムトは、私自身がもともと好きだったというよりは、私が特に影響を受けてしまう人がクリムト好きという確率が学生時代から妙に高く、それで気になり始めた画家です。
それまでは、「接吻」は綺麗だけど特にこの画家という訳ではないなあ、でも何だか気になる、と思っていた位でした。
それが、2003年に兵庫県立美術館で展覧会があった時、初めて実物の数々を観ましたら、雷に打たれたかと思う位に美しかったのです。抗い難い魅力があって、絵の前に立つとその引力から離れられないといった状態。何時間も美術館にいて、後ろ髪をひかれながら帰ってきたのを思い出します。(ちなみに「接吻」は門外不出なので来日していませんでした。)

今日の番組を観ていて、やっぱり心底女性が好きで好きでたまらない人でないと、ああいう作品は作れないんだろうなと感じたり、だからあんなに生々しくも美しいんだなと腑に落ちました。
また、晩年に風景画を好んで描いていたというのも頷ける話でした。全てが飽和すると自然に還りたくなるのは天才ならずとも、という所ですが、その結晶を絵画という作品で見ることが出来るのは後世にとっての幸せだといえます。

今年はクリムト生誕150周年らしく、ウィーンに行きたくなってしまいましたが脳内旅行で我慢します。

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椿

Author:椿
冷静と情熱の間で彷徨う日々です。解らなかったことが水滴同士のようにぴたっとつながる瞬間が好き。お仕事は横文字に浸かって、趣味で上方舞を続けています。

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