いろは椿
2012/01/02 (Mon) 初詣

今年は、元日のご挨拶の後、せっかく正装しているのだし、と思い立ってそのまま大阪の神社にお参りに。
まず、3月末まで住んでいた谷町九丁目にある生魂さん。これまで元日に伺ったことが無かったのですが、想像以上に参道からの行列が長く、鳥居をくぐるまでにもかなり時間がかかりそうな状態でした。そこで、方向を変えて、大阪天満宮へ。こちらも凄い人出でしたが、何となく入れたのでそのまま参詣を済ませてきました。

さて、二日目は実家周辺です。
地元の天満宮は、留学していた年始以外は欠かさずお参りしていますので、まずそちらから。
この、「いつもは閑散としているけど少し人がいてさすがにお正月だね」、という程度の人出に馴染んでいるので、やはり都会のお詣りには慣れなさそうです。ここは、小学校低学年の時にふるまいの甘酒をお代りしすぎて後で家で怒られたり、中学の時に恋愛成就の絵馬をかけたのが発覚して親から呆れられたり(道真公に祈願しても確かに無理な話)、と今となっては笑えるような様々な思い出に満ちていますが、年々普請がちゃんとして、お参りの方も増えている様子を見るのは嬉しいものです。ボランティアの高校生の巫女さんもお務め中でした。(一応、初代巫女でした、笑)

そこから、車で急勾配の山道を登りつめて、国城神社に行きました。
標高552mの国城山という何でもない山の上にあるのですが、定年後に父が随分思い入れていた場所で、毎日のように足を運んでいたのです。私は小学校の雪山登山で登ったきりで、その記憶ではまさにお社以外は何にもなかったのに、鳥居からの階段も綺麗になり、社務所も出来て、素朴ですが神社周りが整然としている様子でした。こうやって整っていくのが楽しかったんだろうなと思った次第です。
雪がちらつく中、小紋を着ていったので少し寒かったですが、眺めの良さに爽やかな気持ちになりました。
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続けて、以前から一度行ってみたいと思っていた天野まで。
丹生都比売神社にお詣りしてきました。こちらは、白洲正子氏の「かくれ里」というエッセイ集にある場所で、比較的近いのに本当にそんな場所があるのだろうかと思っていたのです。
現在はこの辺りに向かうにも便利な道路が増えたため車でするする行けるのですが、天野トンネルを抜けて、景色がひらけた時の実感は、時間が止まったのどかな村落そのままでした。
神社は手前に朱塗りの反橋があり、その奥に杉に囲まれたお社がしんと佇んでいて、夕方の空気と相俟って大変神聖な印象を受けるものでした。奥に四社並んだ神殿の様子も、丁寧に歳月を重ねてきたのが偲ばれるような美しさ。それでいて、境内の方々の人あたりは柔らかく、これは文章から受けた印象に違わない良い所だと感じました。冷えた手に触れた甘酒の温かさと天野米の美味しさがほんのりと記憶に刻まれました。
帰る頃には、薄水色の空に白い月が。

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今年は珍しく御神籤にも大変恵まれましたので、一足飛びとは行かなくても、少しずつこれまでの事が自分で分かる位に実になる年になればいいなと思います。

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2012/01/02 (Mon) 新年のご挨拶

新年が明けました。
といって、賀詞を目にしたい気分の方ばかりではないと思うんですよね。
今年は佳い一年でありますように、と祈っています。
龍の年であり、飛躍、発展という方向に目を向ける前向きな気持ちも勿論、原動力として必要です。
その一方で、時には龍にも眠る時や伏せる時があるように、大切な人、大切な物、と少し地に足をつけて穏やかに過ごせる時間が、読んで下さっている皆様お一人お一人に訪れますように。

例年、元日は山村御宗家のお宅にご挨拶に伺います。
流儀のお揃いの衣装がいくつかある中、このご挨拶には五つ紋の黒留袖という礼装です。
名取になって初めて袖を通した時に、絹を重ねたずっしりとした重みに驚いたものでしたが、それから大分慣れてきました。
御鏡が並び、注連縄、餅花といつにも増して風格のあるお稽古場でご挨拶申し上げるのは、この中に入れて頂ける晴れがましい気持ちと、今年もお稽古とお務めを一つ一つ、という思いを噛みしめる瞬間でもあります。

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冷静と情熱の間で彷徨う日々です。解らなかったことが水滴同士のようにぴたっとつながる瞬間が好き。お仕事は横文字に浸かって、趣味で上方舞を続けています。

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