いろは椿
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2011/05/15 (Sun) beautiful, fearful, fragile

街でポスターを見かけて以来気になっていた映画「ブラックスワン」を公開直後に観てきました。ここ数年機動力に欠けて見逃したことが多かったので、初志貫徹は珍しいのです。学生時代は年間100本近く観ていたのですが、時代変わればというところでしょうか。

主演のナタリー・ポートマンがアカデミー賞を受賞したそうで、そうした点からも話題のようです。個人的な興味は専ら設定がバレエの世界という所。それにしても、「レオン」のマチルダ役の頃から怖い位整った顔立ちの少女でしたが、今回の作品では時々オードリー・ヘプバーンにも見紛う瞬間があり(あくまで個人的な印象ですが)、とても美しく成長した女優さんを見ることが出来たのも嬉しい気分でした。

作品自体が公開中ということから詳述は避けますが、厳然たるスターシステムの悲劇というものをひしひしと感じずにはいられませんでした。一番か、それ以外。二元論に嵌めてはいけないのかもしれませんが、えてして西洋的な舞台、音楽、スポーツはそうした絶対を求める強さがあって、明らかな才能の壁で仕切られ、上位数%に入ったとしても、さらに精神と肉体を酷使する熾烈な競争のある世界。そこに身を投じていながら性格上の弱さがある上に、それを追いつめるようなメンタル面の脆い母というリスクファクターを負った主人公ニナが崩壊していく様子は、彼女が傷つく度に観ている自分自身も幻の痛みを鋭く受けるような感覚が終始伴い、感覚をえぐり取られていくような時間でした。また、完璧主義で優等生タイプのニナが、彼女自身とは異質の個性でかつて輝いていた大先輩や、自分を解放できない彼女とは正反対に奔放で魅力的なライバルを目のあたりにして悩む姿が、ごく普通の生活を送る中にもやはり共感してしまいました。

そうして目を覆う瞬間も多々ありながら、数日経った今日になるともう一度観に行こうかという気もします。

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2011/05/08 (Sun) 舞の会(5月21日)

botan.jpg

現在、5月23日まで大阪歴史博物館で開催中の上方舞・山村流展の企画の一環として、会期中に舞浚いの会が催されています。既に4月9日と23日は終了、残るは5月21日となります。

うかうかしているうちに、舞組を今日拝見しましたので、ブログも更新することにしました。
(5/15番組修正と一部追記)

***********************************
『山村流 舞の会』
平成23年5月21日(土)大阪歴史博物館/4階講堂
午後2時開演(午後1時30分開場)

<舞組>
長唄  狐
上方唄 いざや
上方唄 花筏
地歌  滝づくし
端唄  高砂
地歌  鶴の声
端唄  夕暮
地歌  芋頭
地歌  露の蝶
上方唄 どんでん
長唄  浦島
長唄  お兼
上方唄 紀伊の国
地歌  春日影
上方唄 わしが思い
端唄  高砂
地歌  七福神
大和楽 舟
長唄  夏の夕暮れ
地歌  木津川
小唄  酒と女・筆の傘
端唄  春雨
地歌  落とし文
小唄  満月
端唄  お江戸日本橋
地歌  すり鉢
上方唄 霧の雨
上方唄 五万石
上方唄 松づくし(六世宗家 山村若 師)

***********************************

一般の方のお名前も多いため、取り急ぎ曲名のみで失礼します。

4月9日に続き、この5月21日も舞わせて頂く機会を頂戴しました。
お運び頂けると大変嬉しいです。

千穐楽にて、御家元は「松づくし」を舞われることになったそうです。華麗な扇使いが必見です。

幕開けから、光先生「狐」、謙江先生「いざや」、郁子先生「花筏」と錚々たる方々が続いた後に出番を頂き、私自身は「滝づくし」を舞わせて頂きます。自分の番でいきなりお目だるくなること必至な状況ですから、ここは胸をお借りするつもりで思い切って参ります。何卒、鷹揚に温かい目でご覧になってやって下さい。

<5月15日時点の新情報>
いつもは夏にロシアから帰国する女優・オリタ嬢が「鶴の声」で初出演になりました。いろんな点で毎年刺激を受けますが、私はいつもそのシンプルでいて正鵠を得た考え方に射抜かれます。ここに書くのもおこがましいですが、舞の舞台で二枚扇に挑む彼女に、ぜひご声援をお願いいたします。

さきのこと | trackback(0) | comment(0) |


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椿

Author:椿
冷静と情熱の間で彷徨う日々です。解らなかったことが水滴同士のようにぴたっとつながる瞬間が好き。お仕事は横文字に浸かって、趣味で上方舞を続けています。

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